動脈硬化と診断されてからでは遅い!(血管内皮機能検査(FMD))

通常の検査ではわからない、動脈硬化の始まりを早期に診断できる「血管内皮機能検査(FMD)」をお勧めします。

「人は血管と共に老いる」と言われます。人の最後は血管が詰まるか、破裂するかで終わることが多いのです。代表的な病気が、脳卒中や心筋梗塞です。動脈硬化とは、動脈が炎症により硬くなり、しなやかさを失っていく状態です。

血管の炎症は、まず血管壁の一番内側の層(血管内皮細胞)から起こり、これがやがて血管壁全体に広がっていきます。血管壁に炎症によるプラークというヘドロが溜まりだし、血管壁が硬化して血管が狭くなりだしてから慌てて治療を始めても、こうなってしまってからでは遅きに失し、元には戻りません。

通常の動脈硬化を見つけ出す検査では、プラークが溜まり出す等、ある程度動脈硬化が進行してこないと分かりません。このため動脈硬化有りと判明しても、治療にうまくつながっていかないのです。これに対してこのFMD検査は、動脈硬化の芽が出だしたばかりの、まだプラークがこびりついていない早期の段階でキャッチできるので、そこから頑張って生活習慣の改善や服薬治療をしていけば、弱った血管内皮機能は回復し、しなやかさを失いかけた血管を元気な状態に戻すことも可能です。


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適応疾患 高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症等の動脈硬化性疾患を有する方のみ健康保険適応となります。それ以外の方は実費負担(2,000円)して頂ければ検査可能です。
検査料金 健康保険3割負担の方で600円別途
検査時間 約10分
注意事項 検査は予約制です。検査希望日をあらかじめ電話でお知らせください。なお、腕にシャントがある人工透析患者さん、乳がん等で右腋のリンパ節切除している方は検査ができません。